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    • 2011.09.01 Thursday
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    備えあれば憂いなし

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       9月1日は防災の日 東海、東南海地震が危惧されていますが、鹿児島もよそ事ではありませんね。1914年桜島大爆発には7.1マグニチュードもの地震が伴いました。当時、大森房吉博士が桜島に乗り込んだ記録はあるのですがそのあとを継いだ鹿児島市新屋敷町出身の地震学者「今村明恒」さんが注目されています。地震予知の先駆者としてよく紹介されるようになりました。

      建築基準法(施行規則、告示)では鹿児島県本土は大地震が少ないことになっている。地域係数が標準値の8がけという点。でも鹿児島湾を埋め立てて出来た臨海産業地帯や大規模店舗群の一帯や高度経済成長時代の造成地は注意したい。液状化まで考えると将来の資産価値が保てるように考えたい。

      福島の復興戦略

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        放射能汚染地帯の新農業

         「食用としての農業は見込めなくなった。そうであればバイオ燃料農業を目指せば」という話が出てきたが、人手でやるには健康不安がぬぐえない。ならば日本が得意のロボットを使ったらどうだろう! 

        一足飛びに工業式農業で世界の先頭に躍り出るという夢を提唱しませんか。 可能性は極めて高いのではないでしょうか。


        ともだち作戦

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           福島原発災害に手を差し伸べようとしたアメリカ初め諸外国に「ノーサンキュウ」としてきた日本。課題の本質は「戦い」だと定義できなかった為政者や電力会社。まず偵察活動を無視。マネージメント無視。

          日本のお家芸「ロボット」技術を世界に見せつけるチャンスも捨ててしまった。政治家のマインドが問われる。戦略を知悉した司令官は登用できたはず。日本人自身に戦略発想がないかと言えばそうではない。デミングさんの統計的技法に留まってきた品質管理をボトムアップ型のQCへ、それからトータル品質マネジメントへと発想した実績がある。

          要は政治における事実認識と人材起用の問題だったと考える。


          マネジメント

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            独裁国家―全体主義に対抗できるのはマネジメントしかない。

            ドラッカーのこの思想を経営体に置き換えてみると・・・

            「ワンマン経営に対抗できるのはマネジメントしかない。」というところか。

            マネジメントの方法論とは、①「あちら立てればこちらが立たず」となりがちな課題をやりくり算段することであり、②昨日よりわずかでも今日を向上させることであり、また③変化に即応する、④リスクを下げる――ことではなかろうか。

            1. 単純化、b)標準化、c)専門化の3手法を駆使して①〜④を組織立てる。そうした企業文化を築いていきたい。


            “先回り”マネージメント―東京消防庁ハイパーレスキュー隊に学ぶ

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               “先回り”マネージメント東京消防庁ハイパーレスキュー隊に学ぶ

              福島原発の1、3号機が12日に水素爆発し日本中が吐き気を催すような大騒ぎした瞬間から“原子炉災害”と認識して対処法を検討し始めた東京消防庁のハイパーレスキュー隊。11日は都内で51件もの火災に対応していたが、翌日から情報収集の末、資機材の活用法など3案を作って次の事態を待ったそうだ。“先回り”が素晴らしい。

              17日に菅総理から石原都知事に派遣要請があったがその前日には荒川河川敷きで既に合同訓練を実施。コールドランと言う出動前に放水作業のシミュレーションを行い、活動に要する時間を見積もり、誰がホースを延ばして誰がはしご車を延ばすかの役割分担、遠距離送水(スーパーポンパー、はしご車、屈折放水塔車を使う)と放射線管理のシミュレーションをして、現場出動命令に備えた・・・。そして、水際立った実戦遂行。

              事後の記者会見で佐藤康雄警防部長のよどみない説明が放送された。分かりやすい経過に納得した国民は一斉にエールを送った。最後には、スタンバイさせていたマイクロバスで見えない敵(放射線)から脱出。計算し抜いたマネージメント、時間との競争。

              東電や政治家、官僚の抽象的で「基準は超えているが人体には影響は無い」との火消し的な説明とは対照的。事態の後追い説明に終始するのでなく、国民が欲しいのは東京消防庁レスキュー隊のように先回り行動、創造性ではないか。ハイジャック犯から乗客を奪還する作戦を思わせる。国民から「日本の救世主になって下さい」と言われる政治家と官僚の組み合わせでなくてこの危機を乗り越えられようか。


              耐震の落とし穴

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                 耐震の落とし穴―丈夫な家を造っても地盤が弱ければ―地震に弱いワケ

                 マグニチュード9.0という地震が代表するようにわが国は北から南まで地震列島。鹿児島市も1914年になんとM7.1という大地震に見舞われている(桜島大正3年爆発)。それから半世紀たって住宅団地がたくさんできたがそのどれもM7クラスの地震を体験していない。想定外の地滑りが起きない保証はない。

                 最近の建物は耐震性能が叫ばれてからのものだから大丈夫という話があるが全くの空論に過ぎない。それは建築と土木の縦割り制度が原因である。地盤を造るのは土木業者、家を造るのは建築業者。両部門を持っている建設会社でも中身は縦割りで、ほとんど両部門が協働することはない。工学教育も土地造成を管轄する役所も縦割りで、基準も両部門の甘い方を満たせばいい。そのために「地震に強い土地づくり」を誰からも求められないし、チェックもされない。

                 弱い地盤にいくら丈夫な家を建てても揺れが伝わり地震には弱いことになる。逆に強い地盤ならソコソコの家でも有害な揺れは伝わりにくい。調査会社によれば地盤の7割が対策が必要な軟弱地盤だと実感しているそうだ。地盤保証という制度があるが、これも安心できない。「地震時の損害は免責」という矛盾があるからだ。東日本巨大地震で地盤保証保険がおりることはない。やはり硬い地盤を探して家を造るしかない。


                安全な地下水

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                   昭和の戦争中の話か、と錯覚するような「疎開先」探し。巨大地震に津波に、原発事故。 
                   昨日から「東京都内の水道水からも放射能に汚染されている」ことが既に検出されたと昨日から報道されている。
                   河川水や浅い地下水が主体で成り立っている水道にはこうした事態の時にはリスクが避けられない。
                  熊本市は有名な地下水主体の水道だが、深い水脈であればこうした事態に強い、と注目が集まりつつある。
                   鹿児島市でも西陵1〜8丁目や田上4丁目が地下100mを超える層から採水している“深層地下水”水道だ。この2地域合わせて給水規模は2万人相当。造成が始まった昭和40年代は、開発者(鷏上野城)に水道供給の責任があった。そうした事情から、本格的な事業組織で供給され続けた水道に、ここへきて大気汚染を免れる希少な水資源、としての光が当たってきた。半世紀にわたる水質管理の伝統に加え、最近は同社技術チームの研究開発熱が盛ん。“継続は力なり”か。
                   外国資本による水源林買収への対策を急ぐ政府が、先々週は行政刷新会議で水道の民営化(PFI)
                  もテーブルに載せていた。
                   汚染を心配する被災者の疎開先に、冬温かくて夏冷たい深層地下水を源とする水道地域が真剣に検討されるのではなかろうか。

                  非常時カルチャーについて

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                      東日本巨大地震に伴う大事故で、東京電力の対応は国際社会の評価まで由々しいものにしつつある。日本を代表する頭脳が集まっているはずだが、福島第一原発事故への対応を見せられると、歴史的な敗北の観がある。世界でも最も厳しい安全基準に依っていると思われてきた組織。理念から基準・規範は、非常時に真価が顕われる。どんなに精緻でも機動的に運用されなければお茶を啜っている日常のお飾りに過ぎない。占領軍司令長官マッカーサーから「日本人は小学生(12歳児童)並み」と言われた傾向が健在のようだ。基準・能力の前に姿勢が問題であろう。形式だけが立派でも形骸化がある。

                    臨戦態勢(陣形)の第一は「状況把握」だろう。ふつうの神経なら複数方向からの映像確保が必至のはずだが、爆発の時点でも遠望映像は1民間テレビの映像だけだった。緊張感が無い。衛星写真を得るという発想もなく、恥ずかしいことに局外のシンクタンク(米国)が公開した。第二は指揮統制だろう。爆発があっても決死隊と言うべき作業チームに負傷者が“出てから”「救急車出動を要請中」と報じられた。予め救急車を待機させて着手するのが当り前では。マラリア予防をしなかった太平洋戦争時以来のリスクマネジメント不在である。マネジメントと言えば「組織だった動きはまだ見られませんね」とは現場中継をしていた記者レポートがあった。眼と鼻の先(銚子)にいる自衛隊がモタモタしている間に米軍は長駆して空母を到着させヘリ基地に提供した。日米の機動力の差である。

                      こうしたカルチャーはわれわれ中小経営が改めるべき点でもあろう。安定時と非常時があるとすれば、多くの中小零細企業は今の東電と同じように非常時のカルチャーが必要。大企業は真似るべきモデルではない。まだ戦後の“焼け野が原”に自然発芽した菌のような弊社も長い道を経て近代的経営への骨格を構築する途上である。鋭才が揃わなくても、先進的なカルチャーが先端まで浸透することの方が勝ちである。


                    続・分水嶺の仙人

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                       仙人さん宅のドア前で「こんにちわ!」と大声を出すと「どなた?」と聞かれ、やがて何かのカラクリで自動(?)ドアがあく。隠遁(と表したら否定された)にしては、訪れる若者も顔負けの合理精神で招じ入れられる。
                      中に入ると仰臥禅をなさっているらしい。というのは雲水然とした日常生活に加え「山守の遺言」という著書で呼吸法を提唱されているからだ。ユニークなのは、化学式で深呼吸のメリットを説いておられること。大口を開けて走るマラソンには腹式呼吸という点で問題ありとか。また、声帯を通して呼吸すると長い呼吸ができる、という。これは本当ですね、共鳴しましたと申し上げたら相好を崩された。
                      何でも研究の対象になさる仙人さんが研究者として身を立てられたのは太平洋戦争に突入の頃。戦いの成り行きを、科学技術者としてどう感じていらっしゃったか戦後生まれの者としてお尋ねするのを忘れていた。

                      分水嶺の仙人様

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                        鹿児島市中心部を貫き錦江湾に注ぐ甲突川。それと起点を同じくして東シナ海に注ぐ神ノ川。その二つの源流を庭にして余生を過ごすという、まことに奇跡的な仙人様がいらっしゃる。何と言うことか、はるか遠くに桜島も見える。
                        仙人様はおん歳96でまだ樹木、植生の研究に余念がない。天に伸びている世界中の煙突を大地に曲げて煙をUターンさせたいという奇想天外な夢を話して下さった。それは専門の気象学を応用して排煙をキレイに煤煙・脱硫する発明であった。
                        仙人様とはお名前を三原義秋さんといい、本職は農学の博士様でした。その論文はネイチャーにも載るだけでなく、お若い頃に寒冷地の冷害を解決した「蒸発抑制剤」で1956年に昭和天皇の訪問を受けておられる方と知ってまたびっくり。
                        それでも未だに溢れんばかりの研究心。私は小さくなるばかりでした。仙人様の爪のアカでも、と技術士仲間大勢で今月末には伺いたい。書き忘れるところだったがトイレをお借りしたら先生手作りのウォシュレットがあった。何十年か前に発案されたモノらしい。